みなさん、こんにちは!
ストレスフリーでやりがいのある仕事を探して、WebマーケティングをはじめたSHIORIです。
マーケティングを始める上でペルソナを作ることは、とても重要になります。
ペルソナってなに?なんで重要なの?
本記事では、具体的に分かりやすく書いてあります。
ペルソナを意識することは、マーケティングにおいて売上が前後するほど大切な役割になってきます。
マーケティングを始める前に設定することが必須です。
そもそもペルソナってなに?
『ペルソナ』とは、「商品やサービスを提供するときに設定する、理想的なユーザー像」という意味です。
想像上の人物ではありますが、実際にその人が存在しているかのように、年齢、性別、移住地、職業、役割、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなど…、リアリティのある細かな情報を設定していきます。
ペルソナとターゲットの違い
ペルソナとターゲットは似たような言葉ですが、ペルソナの方が、より深く・詳細に人物設定しているのが特徴です。
ターゲットでは難題や性別など、最低限の情報で構成され、ペルソナほど細かく項目を分けていません。
具体的に見ていきましょう。
ターゲット | ペルソナ |
・20代 ・女性 ・関東在住 ・未婚 | ・名前:佐藤 かんな ・年齢:24歳 ・性別:女性 ・居住地:東京都世田谷区 ・職業:事務職の会社員 ・役割:なし ・年収:350万 ・趣味:映画鑑賞・旅行・食べ歩き ・価値観:思い立ったらすぐ行動 ・口癖:えっ!面白そう! ・家族構成:父、母、妹 ・休日の過ごし方: 昼はNetflixで映画見て、夜は友達と夕食 |
内面・心理的要素を重視する点が大きな違いといえます。
簡単にいうと、「ペルソナは、ターゲットを明確にした理想像」ということです。
ペルソナ設定の重要性
ペルソナの重要性は大きく分けて3つに分けられます。
- ユーザーの視点が得られる
- ユーザーに何を届けるべきか分かる
- チーム全体でユーザー像を共通認識できる
具体的に見ていきましょう。
ユーザーの視点が得られる
人格を持った身近な存在としてペルソナをイメージしやすくなった結果、客観的なユーザーの視点が得られます。
ペルソナを作ることで、ターゲットとなるユーザーの一番望んでいるコンテンツを提供できるようになります。
つまり、ペルソナを作成することによって、商品やサービスを提供する理解深め、主観的ではなく客観的(ユーザー目線)でマーケティングを行えるようになります。
ユーザーに何を届けるべきか分かる
ユーザー目線に立つことで、
自分の商品やサービスに興味をもってくれそうなユーザーの属性や悩み・趣味嗜好・普段の情報収集方法などが可視化できるようになります。
なので、自分が何を届けるべきかが分かるようになります。
そもそもどんなに素晴らしいと思う商品やサービスでも、世の中のすべての人に刺さるものは存在しません。
ですから、「すべての人に」とか「どこの誰かに」ではなくて、
ターゲットの先にいる、一番理想的なユーザー(ペルソナ)まで絞り込むことで、届ける内容が明確になります。
〈絞り込み例〉
・どんな悩みを抱えているのか
・困っていることは何か
〈届ける内容〉
・その課題の解決策
チーム全体でユーザー像を共通認識できる
複数のメンバーがひとつの商品・サービスの開発やマーケティングを進めていくときに、ペルソナ設定をしている場合に、方向性を共有する意図でも役に立ちます。
もしペルソナ設定していないと、それぞれ違うものを想像してしまう場合があります。
例えば、SNSで20代女性に向けて簡単料理を発信するとします。
「友達や恋人に食事を作るときの、プロの味の簡単料理」を想像する人もいれば、「一人暮らしで時間がない人に向けて、栄養満点時短の簡単料理」を想像する人もいるかもしれません。
届け方も、SNSではなく「Instagram・Facebook・Twitter・LINE・Threads・YouTube」と何で配信するかもチームで決めなければバラバラになってしまいます。
しかし、ペルソナ設定をしていれば、その人物の背景のすり合わせをすることができ、メンバー間での常識のずれを無くし、スムーズにプロジェクトを進めることができます。
ペルソナの作成方法
いきなり「具体的なペルソナを作成する」のは難しいと思います。
作成方法を挙げますので、これに沿ってペルソナ作りをしてみてください。
自分の強みを理解する
ペルソナ設定前に、自分の商品やサービスについて、自分の強みを分析しましょう。
何かを始めるときは、必ず競合がいます。
数ある競合の中で、どんな差別化ができるのか?を考えてください。
マーケティングをしていくうえで、とても重要になります。
事前にリサーチをする
リサーチ無い状態でペルソナ設定してしまうと、実際のユーザーと大きなずれが生じてしまいます。
よりリアルで正確なペルソナを設定するためにもたくさんリサーチをしてください。
〈リサーチ方法〉
- 既存のデータの活用
- 検索キーワードのリサーチツールを活用
- SNSやブログから情報収集
- 口コミからの情報収集
- ペルソナになり得る人へのアンケートやインタビュー
必要な項目に当てはめていく
何もない状態から、ペルソナ設定をするのはたくさんの情報が集まりすぎてしまう、尚且つ、きりがないです。
検討すべき項目を挙げるので参考にしてください。
- 年齢
- 性別
- 居住地域
- 住居情報(実家・一人暮らし・家賃など)
- 学歴
- 職業
- 年収
- 家族構成
- 趣味
- よく使うSNS
- 現在の悩み(最低100個)
- 悩みを解決して、どんな未来を手に入れたいか
さらに、ペルソナの1日の過ごし方を検討することも有効です。起床時間や就寝時間、どんなメディアをいつみるのかなどを、時間に沿って考えてみましょう。
1日の過ごし方を考えることで、商品やサービスとの接点をつかみ、マーケティング戦略が立てやすくなります。
細かすぎるくらいに設定することで、顧客が持つニーズをより明確に考えられます。
身近な人を想像して考える
ペルソナを設定するときに重要なのは、街を歩けばその人に出会えるような、身近で現実感のある人物を考えるようにしましょう。
モデルや女優、富裕層など、一般人の生活とかけ離れた人物を設定すると、そのペルソナの悩みや感じ方を想定するのが難しくなってきてしまいます。
ペルソナについて何度も考える
一回で完璧を目指すのではなく、大枠を決めてから肉付けをしていきましょう。
一回で完璧を目指そうとすると、具体性がなくなったり、方向性がぶれたり、問題が出てきやすいです。
なので、定期的に見直すようにしましょう。
ペルソナ作成時の注意点
思い込みだけで設定しない
「こういう顧客だったらいいな」と、自分の理想像でペルソナにするのはやめましょう。
自分の理想や思いだけだと、実際の顧客とはかけ離れたペルソナになってしまう可能性があります。
事前のリサーチやデータに基づいて設定していくことが大切です。
関連性の低い情報は省略する
ペルソナの設定は細かい方がいいのですが、全くビジネスに関連性のないところまで設定する必要はありません。
書き出してみて、ビジネスに関係ない情報だった場合や収まり切れない情報は思い切って切り捨てて、必要な情報だけを絞るようにしましょう!
例)犬を飼っているので犬が好き・愛犬と散歩するのが趣味
×:犬種は、チワワで、愛犬と毎日20分散歩する
実際にペルソナを作成しよう!
それでは実際にペルソナを設定していきましょう!
ペルソナ設定方法
①自分の強みを理解する
②事前にリサーチする
③必要な項目に当てはめていく
④身近な人を想像して考える
⑤ペルソナについて何度も考える
- 基本情報
名前、年齢、性別、職業、役割、経歴、生い立ち、移住地
- 生活
食事、睡眠、運動、健康面、休日の過ごし方
- 経済面
年収、貯金、投資
- 人間関係
家族構成、親、友人、恋人との関係性
- その他
趣味、美容、興味があるもの、好きな食べ物、よく利用するSNS
- 悩み100個
項目が多いですが、完成されたペルソナはかなり具体的で、リアリティのあるユーザー像になっているはずです!
さらに、「表面化していないペルソナの情報」が読み取ることができれば、完成度があがります。
下記にまとめたので参考にしてください。
年齢 | サイトやSNSで情報を配信するときに、年齢によって好まれる色や、見やすい文字の大きさなど選択するべきデザインが変わる |
性別 | 年齢同様、デザインに大きく影響する。例えばサイト全体の雰囲気や選ぶイラストなども、年齢と掛け合わせると、より好まれる可能性の高いものが選べる |
仕事 | 大企業か中小か、フル出勤かリモートか、役職の有無などによっても、普段見ている視点の違いや考え、行動に差が出る |
年収 | 年収によって生活水準が決まり、食や趣味へのお金のかけ方や行動パターンも変わってくる |
家族構成 | 結婚や子供の有無によって行動パターンが変わったり、自分に分ける時間も変わってくる |
住まい | 住む場所によって、行動範囲や生活環境が変わる |
現在の悩み | 悩みの本質が見えると、本人も気づいていないニーズにこちらが気づける |
よく使うSNS | 普段の情報収集を何でしているかが分かると、自分がどの膨大を使うべきか検討しやすい |
大変だと思うが、ペルソナ設定をすると、必ず売り上げも上がるようになるのだ!!
まとめ
ペルソナ=商品やサービスを提供するときに設定する、理想的なユーザー像
ペルソナ設定の重要性
①ユーザーの視点が得られる
②ユーザーに何を届けるべきか分かる
③チーム全体でユーザー像を共通認識できる
ペルソナ作成方法
①自分の強みを理解する
②事前にリサーチする
③必要な項目に当てはめていく
④身近な人を想像して考える
⑤ペルソナについて何度も考える
注意点
①思い込みだけで設定しない
②関連性の低い情報は省略する
ペルソナについて盛り沢山の内容をお伝えしました。
今の時代は、「似ている」商品やサービスで溢れています。
そんな中で、ユーザーに選ばれ続ける消費にゃサービスを提供し続けるために、ペルソナ設定は欠かすことのできない課題です。
あなたのビジネスが、本当に必要な人へ届くように、ご自身のペルソナ理解を深めていきましょう。